当時の非常に小ぶりだったレディースモデルより、男性的な30mmケースにバージョンアップする事で、当時の女性達は勿論、メンズモデルが35mmを超えた時代に小ぶりなスポーツモデルを好む男性もターゲットに据えたボーイズサイズ。生産量も少なかった為、世界的に見ても絶対数の少ないシリーズで、とても貴重な存在です。

今回は、小ぶりなサイズ感でロレックスらしく凛々しい顔つきモデル[Oyster Speedking/オイスタースピードキング]Ref.6431のご紹介です。ステンレスケースとサンバースト加工の施されたシルバーダイヤルやインデックスなど、爽やかで清潔感を感じさせる綺麗なデザイン。年代特有の雰囲気を漂わせるアルファハンドに、航空機のエンジンが回っている様子を模したとされる「エンジンターンドベゼル」など、ヴィンテージロレックスの魅力をも堪能できる素敵なモデルです。

ムーブメントは、手巻きキャリバー1215/1210を搭載。後にキャリバー1225/1220へとアップデートされるまで、スピードキングを始めとする64系に多く使われた名機です。

ブレスレットは、王冠マークの飛び出した様な通称"デベソバックル"と、60年代で生産終了となった大変貴重な伸縮性のあるエクステンションリベッドブレスをセッティング。季節や気分等に合わせて革ベルト等に変えて、楽しんで頂くこともお勧めです。サイズ径が30mmと小さく男女共に着用可能で、スタイリッシュでさりげなく、シンプルにまとまる一本。美観と実用性を兼ね備えた、雰囲気を格上げしてくれるお洒落な時計です。是非店頭にてご覧ください。