モデル名のインヂュニアはドイツ語で「エンジニア」を意味しており、パイロットウォッチの名作である「マーク11」の民間用として、電磁波の影響を受けやすい職種の方々向けとして創られた、高耐磁性を誇る、IWCを代表するコレクションモデルの一つです。

今回のRef.3521-001は、そのモデルの中でも名作として存在する、腕時計の名デザイナー「ジェラルドジェンタ/Charles Gerald Genta」によって創られた、「ルクルト・インジュニア」のご紹介です。洗練された印象のホワイトダイヤルにゴールドインデックスで、近代的な華やかさを感じさせる綺麗なモデル。スリムなケースにビス留めされたベゼルや丸みを帯びた独特な一体型ブレスの形状など、パテックフィリップ「ノーチラス」にも見られる、スポーツラグジュアリーなデザインとして、ジェンタの特徴が強く感じられる逸品です。

ムーブメントは、ジャガールクルト製キャリバー889をベースに、IWCがチューニングした887を搭載。IWCは独自の品質規格を持つ為、あまり外部精度検定のクロノメーター認定は受けていませんが、このムーブメントに関しては認定を取得し「OFFICIALLY CERTIFIED CHRONOMETER」が表記されております。しかもインジュニアのみ使われたプラチナローターの特別仕様で、諸説いろいろありますが、ジャガールクルトより調達が厳しくなった事やコストが高すぎる為、約3年間で生産中止となり、とても個体数の少ない希少な存在であると言えます。

スタイリッシュなラグジュアリースポーツウォッチの中でも、ホワイトダイヤルの端正な顔立ちで、品の良いドレス要素も感じられる素晴らしいデザインです。是非店頭にて御覧ください。