時計史に欠かせないオメガのモデルの中でも特別に6時側に入った「Geneve / ジュネーヴ / ジュネーブ」の文字。言わず知れたスイスの南端に位置する時計の聖地の名称。主にペットネームの無いモデルに記載をしていた歴史があるが、ジュネーヴ州が「州内で組立された製品でなければ呼称を用いることを認めない」と規定した事、同時期にオメガがジュネーヴの工房を閉じた事により、1970年代にで途絶えたモデルです。

今回は、とても良い顔立ちをしたRef.BK14703-3-SCのご紹介です。ビンテージの特徴とも言えるクロスラインに、二色のダイヤルが経年により素晴らしい具合のアイボリーに褐色。12時下のアップライトのオメガロゴと、初期の筆記体Geneveロゴ、ドルフィンハンド、立体的なクサビインデックスにも輝きがあり、とても綺麗な状態で特徴が揃っています。

ムーブメントは自動巻きキャリバー562を搭載。デイト機能付きで、シーマスター300やスポーツタイプ等にも採用されたオメガの黄金時代の代表的なムーブメント、オメガの技術が集約された素晴らしい一本です。

保存状態がとても良い事に加え、色合いや形、ビンテージ特有のディーテールが揃い、魅力が堪能できる素晴らしい一品、とても美しい時計です。店頭にて是非ご覧ください。