Reception report
COMME des GARÇONS
Vintage Cartier Tank Watches Fair
May 20 2018
コムデギャルソン青山店にて5月20日に行われた「ヴィンテージカルティエタンクウォッチーズ」のレセプションにご招待頂き、参加して来ました。
「Dover Street Market/ドーバーストリートマーケット」を含むコムデギャルソンのイベントの中で、過去にカルティエのヴィンテージウォッチを見れる機会は、私が知る限り始めての事。
今回のイベントの開催に当たり、ヴィンテージカルティエの歴史やモデルを把握する上で、ネット上に出回っていない情報を求めて当店にリサーチに来て頂いた事がきっかけで、幸運にも今回のイベントにいち早くお邪魔する事が出来た。
勿論、全てのストックを目に焼き付ける為に、レセプションスタートの時間に並んだのは言うまでもない。
イベントに時計を提供していたのは、知る人ぞ知るロンドンのカルティエ収集家「Harry Fane / ハリーフェーン」氏
レセプション当日と一般公開初日の二日間の日本滞在と言う事で、どんな説明をして頂けるのかワクワクしながらイベントに向かった。
川久保 玲のデザインやビジネス展開に関する考え方、日本のファッションへの計り知れない貢献は、現在のグループ全体の世界的な成功を見れば誰でも感じる事の出来る事であり、彼女がカルティエのヴィンテージウォッチをセレクトした理由に関して、是非ご本人に聞きたいと、非常におこがましい希望を抱きながら、実際に質問する事は出来なかった（当たり前です）
しかし、実際にコムデギャルソンの演出とハリーフェーン氏のコレクションを目にして、私のテンションはマックスになった。
Cartier Tank Normal Platinum
European Watch and Clock Co.Inc
1930s
アールデコの象徴とも言えるタンクの大変貴重なアイテムが大量に並んでいたのである。
私にとっては、国宝を手に取れる美術館のごとく、全ての固体をルーペで確認したいレベル。
有難い事に、氏の説明を丁寧に受ける事が出来、私のカルティエ収集の旅において、歴史的な一本を手にする事が出来た。
勿論、Not for Saleですが、近日中にウェブにてご紹介したいと思っている。
つたない英語での会話にも関わらず、丁寧に説明をして下さった氏に感謝すると共に、残念ながら日程が合わなかったが、江口時計店を見に行きたいと言って下さった。勿論私もロンドンに出向くつもりで居るが、とても素晴らしい出会いだったと感動が止まらない。
素晴らしい機会をご提供頂いたコムデギャルソンの方々に、この場を借りて改めて、表しきれない感謝を。
ファッションと時計と言う別々に見られがちなアイテムを繋ぎ合わせてくれた事は、時計業界に一員としても感謝に値する事だと思う。
私がギャルソンの服を手にしていたら、本当に影響されやすい奴だなと思って頂ければ幸いである。
