カルティエの時計事業の成功を担い、ブレゲ工房の出身者でジャガールクルトの創始者[Edmund Jaeger/エドモンドイエガー]との契約により[European Watch and Clock Co Inc/ヨーロピアンウォッチ＆クロックカンパニー]社を設立。カルティエ初期のモデルに搭載されていた歴史は、いかにヴィンテージウォッチが素晴らしいかを再認識させてくれます。
今回は、モダンウォッチのパイオニアと言われたカルティエが展開した、トリプルカレンダーにムーンフェイズ機能を搭載した貴重なモデルのご紹介です。コンパクトな品の良い顔立ちに、年代を感じさせるしなやかな曲線を表現しているティアドロップラグで、シンプルな美しさを感じさせる素晴らしいデザイン。針先の赤い矢印が外周の日付けを指し、12時の位置にフランス語表記された曜日と月(12ヶ月)、6時位置には月齢が表示され、卓越した技術力は勿論、他にはない格別なオーラを放った素晴らしいモデルです。
ムーブメントは、カルティエモデルの初期の証であるEWC製の貴重なキャリバー484/1AWを搭載。ケースサイドの2時(月)と4時(日付)、8時(月齢の早送り)のボタンを押し込むことで、クイックチェンジのできる実用的な機能を備えた優れたムーブメントです。
レザーブレスには、Molequin製のスエードレザーのブラウンをセッティング。ヴィンテージらしい独特な時代の空気感が際立ち、見れば見るほどため息の出る一本。この素晴らしい固体を是非店頭にてご覧ください。カルティエニューヨークにて販売された個体である事は間違いありませんが、70年代頃にダイヤルがメーカー交換された物であると考えます。またコレクターズアイテムの為、販売後のOH渡し(納期一か月)とさせて頂きます。
