「ヴァンドーム ルイカルティエ / Vendome Louis Cartier」は、1930年代にデザインされたクラシカルなラウンドケースです。ルイ・カルティエが馬車でパリのヴァンドーム広場を通った際、車輪の取り付け部分を見てその形を閃いたことから名付けられた、シンプルでありながらも気品溢れるモデルです。

今回は、カルティエの歴史に残る名デザインの一つで、ソリッドゴールドのダブルラインが印象的な『ヴァンドーム/Vendome』 Ref.17003のご紹介です。ホワイトローマンダイヤルとブルースチールハンド、サファイアカボションリューズ等の貴重なディテールはそのままに、エレガントな要素を感じさせてくれる素晴らしい一本。当時としては珍しい自動巻きモデルで、ローター部分の厚みを収める為に、裏蓋がポッコリ膨らんだ形状が特徴的です。

ムーブメントには、自動巻きキャリバー017(ETA社製キャリバー2670)を搭載。サントスシリーズにも採用された、安定性、メンテナンス性にも優れたムーブメントです。

レザーブレスには、当店オリジナルのクロコダイルレザーのシャイニーブラックをセッティング。直線的デザインの多いカルティエの中で、珍しいダブルラインのラウンドケースが、柔らかな美しさを感じさせてくれる、素晴らしい時計です。是非お手に取ってご覧ください。