ヴィンテージロレックスのダイヤルに入った、｢正確、精密｣と言う意味を持つ｢Precision / プレシジョン｣の文字。時計の精度を競い合っていた時計業界の中で、主にクロノメーター認定を受けていないモデルに使われた、認定をパスしていなくても、高い精度と信頼性を持つムーブメントである事を示したシリーズ名です。

今回ご紹介のRef.4437は、ステンレスケースとピンクゴールドの色合いが、ヴィンテージ特有の風合いを強く感じさせてくれるモデルです。飛行機のエンジンを模して創られたとされるエンジンターンドベゼルと、主に50年代のヴィンテージ時計の特徴であるスモールセコンドが印象的な一本。正面から見た時のロレックスらしい精悍な顔立ちに、サンドブラスト加工の施されたアイボリーダイヤルが独特な雰囲気を表現し、シンプルで均整のとれたデザインの美しさが際立つ素晴らしいモデルです。

ムーブメントは、メンテナンス性に優れたキャリバー7.75を搭載。多くのレディースモデルに搭載された信頼性の高いムーブメントです。

ブレスレットは、王冠マークの飛び出した様な通称"デベソバックル"と、大変貴重な伸縮性のある、エクステンションリベッドコンビブレスをセッティング。既に展開はされていましたが、1950年代まではオイスターケースの大きさや厚みは、当時の女性に受け入れられていなかったようで、個体数が少なく、とても貴重な存在です。ヴィンテージ特有の際立つ存在感で、時代を超える美しさを感じさせてくれる魅力的な時計です。是非店頭にてご覧ください。