ラテン語の[セルトゥス / Certus＝確かな]という意味を込めた名前の[サーチナ / Certina]。1888年にアドルフ兄弟により、スイスのグレンヘンにて時計工場を前身に設立。ミリタリーウォッチなどにも使われ経緯もあり、今現在はF1のチーム等のスポンサーを行い、主にモータースポーツを中心に様々な分野で高い存在感を示している由緒正しい時計メーカーです。

今回ご紹介のRef.8832-10は、1950年代に製造されたモデル。ミリタリーウォッチから始まった文字盤として知られ、アンティーク時計のシンボル的存在であるブラックミラーダイヤルを使用。表面を光沢に仕上げたことで、針が浮かび上がるかのように高い視認性を実現し、しかも光の当たる角度によって輝きが変わる様に細かくカッティングされた、手の込んだ造りのドルフィンハンドとクサビインデックス。インデックスよりも内側に配置されたドットサークルもこの時計を独自のデザインに仕上げた要因であると言えます。現在と差を感じさせる抜群のディテールであり、全て組み合わせが際立つことで、とても美しい格別な存在感を放っています。

搭載されたムーブメントは手巻きキャリバー324を搭載、軍用時計として使われた信頼性の高いムーブメントであり、ケースの厚みがかなり薄く収まりの良さも魅力の一つ、メンテナンス性にも優れた名機です。

レザーブレスには当店オリジナルのゴートスキンレザーブレスのブラックをセレクトしております。サイズ的にも男女共にお使い頂ける、シンプルでビンテージらしい独特な雰囲気と魅力を堪能することができ逸品です。さらにイエローゴールドとブラックミラーダイヤルのコントラストが最高の色合いを演出。とても素敵な時計です。是非店頭にてご覧ください。