永久的な定番と言え、アールデコの概念と、平和を願い戦車をデザインに取り入れた100年変わらない不朽の名作の一本。70年代に発売されたルイカルティエコレクションにて復刻された「タンクルイカルティエ / Tank louis cartier」、その中でもジャガールクルト製の最も薄いムーブメントを搭載した「タンクルイカルティエLMエキストラフラット/Tank Louis Cartier Extra Flat」のご紹介です。
ホワイトローマンダイヤルは、カルティエの歴史において、最初期から使われるアイコンであり、6時側に書かれたPARISの文字はヴィンテージのソリッドゴールドモデルにのみに見られ、元々パリ工房にて製造されていたルクルトとの時計史を背景に持つカルティエらしいディテール。ブルースチール針に年代に寄って形状が大きく異なる、美しい形状で理想的な砲弾型サファイアカボションリューズ、レクタンギュラー(長方形)のケースと美しい曲線、丸みを帯びたラグなど、派手さのない落ち着き感じさせる、貴重なディテールが全て揃っております。シャツの袖に見え隠れする24mmケースの控えめな輝きが、優美な魅力を放ち、いつ見ても素敵な時計です。
搭載機であるキャリバーP838はルクルト社製の銘機であり、当時から最も薄型の耐震装置付手巻きムーブメントとして非常に有名な名機であり、通常のタンクルイより少し薄めのディテールなので、「エキストラフラット/ EXTRA-THIN」と名付けられた極薄ケースが開発に掛けられた意気込みと、さらなるドレスウォッチの醍醐味を味わえる貴重な一本です。
ヴィンテージですのでケース自体の使用感は御座いますが、とても綺麗な状態で完全なオリジナル、半世紀経過したものとは思えません。そして今回は時計と同年代であり、カルティエのもう一つの発明品でもある、イエローゴールド製の[Deployant Clasp / Dバックル]と純正の新品未使用のクロコダイルレザーベルトが付属されています。Dバックルは前使用者によりサイズ調整可能な仕様に加工が施されており、実用性に富んだ仕様となっており、とても貴重な存在です。是非店頭にてご覧ください。
